EntisGLS4 の特徴
 
 

■ EntisGLS4 の概略

 EntisGLS4 は EntisGLS3 に続く新しいゲーム開発用ライブラリで、複数のOSへ単一ソース、あるいは単一バイナリで動作可能なプラットフォームです。
 EntisGLS4 は C++、又は詞葉コンパイラで利用でき、Sakura2標準ライブラリ、SakuraGL(Sakura Gaming Library)、SakuraGLX(SakuraGLの上位ライブラリ)から構成されます。

■ Sakura2仮想マシン
 EntisGLS4 は C++ ライブラリとしても利用出来ますが、独自の仮想マシン環境として提供されており、一切ネイティブOSのAPIを利用することなくアプリケーションを記述出来ます。
 この事によって異なるのプラットフォーム間での互換性を実現しています。

 現在のバージョンの EntisGLS4 は、Windows と Android アプリケーションとしてそのまま実行することが出来ます。
 これにより、Windows と Android アプリケーションの平行開発が可能なほか、デバッグ環境が貧弱な Android アプリケーションの開発を加速することが出来ます。

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■ ユーティリティ群
 EntisGLS4 は、コンパイラ、リンカ、メイカ、仮想マシン、デバッガ、GUIフロントエンド、その他ツール類一式が同梱されているため、Visual Studio 等の他の開発ツールを一切必要とすることなく、EntisGLS4 に標準添付されているユーティリティだけで Win32 PE(exe)ファイルを作成することが出来ます。
 また、Android SDK 等をインストールすれば、GUIフロントエンドから Android 用 apk ファイルを作成することも出来ます。

■ ライブラリ機能
 詳細は同梱のドキュメントを参照してください。

◇ Sakura2標準ライブラリ - 低水準汎用ライブラリ
 プラットフォーム情報、タイマ・時刻、メモリ、配列、キー付き配列、各種バッファ、文字列、構文解析、XML、基底オブジェクト、スマートポインタ、スレッド、同期、各種ファイルIO、通信(TCP/IP、UDP/IP、HTTP)機能等。

◇ ERISAライブラリ - ERI CODEC
 静止画像、音声、動画像それぞれについての、可逆、および非可逆圧縮・展開ライブラリを包括しています。

◇ SakuraGL - ゲーム用低水準ライブラリ
 画像オブジェクト、2D画像描画、3D画像描画、フォント、レタリング、ウィンドウ、サウンド出力、音声/動画メディア再生機能等。

◇ SakuraGLX - ゲーム用高水準ライブラリ
 画面UIフレームワーク(Sprite)。
 Sprite には2Dの画像表示だけでなく、擬似3D表示、マウスやキーの入力、ボタンやスクロールバーなどの標準的なUIアイテムが含まれます。
 更に、高級な3D描画フレームワークもSpriteフレームワーク上に実装されます(現在のバージョンでは未実装)。